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スポーツ動作での痛み

あなた自身の痛みを『使い過ぎの痛み』と言う一言で片付けていませんか?考えてみてください。スポーツ選手であれば誰でも身体を酷使しています。それはプロもアマチュアも同じ事、最初のごく小さなバランスの狂いが引き金となりごまかしながら使ううちに大きな誤差になってきます。

非効率な動きや、力のロスの多い動きは、痛みや様々な症状の引き金(原因)になります。これらの動作を自分ではなかなか分析できないものです。しかし、自分の動作短所がわかったらどうでしょう!?

予想は出来ても実際変えるのはとても難しく、指導者に「こうなっているから、こうしろ!」と言われてもなかなか改善できませんよね?

反対に自分の得意な動作は、効率の良い動きであれば問題ありませんが、様々な原因によって効率的に動いている選手は非常に少なく「得意なことばかりをやってた為に反対の動作が難しくなってしまった。」という経験はありませんか?

つまり、短所も長所もバランスと考えれば、片寄っていることになります。ですから、筋トレ以前に、自分の身体と向き合い、バランスの取れた効率的な動作が出来、各種目に必要な能力・技術をもった身体に整えるべきではないでしょうか!?

●肩の痛み

・右ピッチャーが体幹を左に傾いている場合、肘が上がりにくく無理して投げればずれが生じて故障につながります。

・ボールの握りが深すぎると、肩の動きに制限が生まれます。

・テイクバックで力んでいると、腕が内旋から外旋に移行する際にストレスがかかる。

●腰の痛み

・どちらかの肩が動きにくいランナーが体幹を片側にひねって腕を振る。

・股関節が曲がりにくいと体幹が傾いている。

・片方の肩が著しく下がっていると左右上肢のバランスが悪くなり、体幹へのストレスがかかる。

簡単に原因を挙げただけでも、身体全体が関係しているのがわかっていただけたでしょうか?

そのまま、間違った身体の使う方とその原因を取り除かなければ、本当の改善は望めません。そしてその原因はパフォーマンスにも影響します。ですので部分的な技術の向上ではなく、身体全体をの使い方について考える必要があるのです。身体が異常を訴えた時、一時的な対処療法でなく本当の原因を取り除きましょう。

それが故障の早期回復にもつながり、結果、パフォーマンスの向上・怪我の予防にもなるのです

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